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2世帯住宅のポイント


相談 Q: 2世帯住宅の長所・短所  
相談 Q: 2世帯住宅を計画するにあたって 
相談 Q: 2世帯住宅のタイプ(同居型住宅)  
相談 Q: 2世帯住宅のタイプ(部分共有型住宅)  
相談 Q: 2世帯住宅のタイプ(分離型住宅) 
相談 Q: 2世帯住宅の問題点(遮音・防音)  
相談 Q: 2世帯住宅を計画するにあたって(資金計画)  


相談11
相談12
Q  2世帯住宅の長所・短所   トップ
A 始めに2世帯住宅を考える場合、その長所と短所をかなり冷静に見つめ、現在2世帯住宅に住んでいる人や第3者からの意見は必ず聞いた方が良いと思います。出来れば複数。これらの経験談からご自分達が求めている家族の形を十分過ぎるぐらい検討してください。現在の世相や受けてきた教育など頭でわかっている以上に世帯間の家族に対する考え方や、ある意味、他人を受け入れ方など大きく異なるはずです。一緒に住んでいるから素直になれない事や、言えない事が多くあります。又、見なくて良いところまで見えたり、言わなくてもいいことまで言ったりするものです。そのことでストレスを溜めたり夫婦間の仲がギクシャクしたりすることは良く聞く話です。しかし、うまくいけば、それこそ理想の家族に近いものを手に入れると思います。子供(孫)の教育や人間形成に良いことは言われていますし、家事や年中行事、冠婚葬祭などのしきたりや知恵のようなものものが受け継がれていくことは大変心強いしすばらしいことだと思います。不意の来客や防犯にも安心です。資金面も当初の建築費だけでなく公共料金や光熱費なども分担でき、病気や怪我などの際、親世帯と子世帯がお互いに助け合えば、仕事や生活の支障も少なくて済みます。何にしても両世帯で何度も納得するまで話し合いが必要です。
Q  2世帯住宅を計画するにあたって   トップ
A 2世帯住宅にする事を決めたあと実際計画することで気をつけることは、2世帯のライフスタイルをなるべくくわしく分析することです。そして、2つの家族の関係、将来の家族像など両世帯が納得するまで話あってください。当然、子世帯が中心に計画すると、親世帯には住みづらい住宅になってしまいます。洋風のリビングにしたら親世代が落ち着かず自分の部屋から出てこない。子世代と食事(味、時間)が合わない。一緒に家事をしたくない。食事をしたくない。浴室も落ち着かない。長湯が出来ない。便所に入るのも遠慮がちになる。プライバシーも希薄になる。就寝時間が異なれば、音や、光の問題も出てくる。しまいには郵便受けをどちらが開けるかまで気になるります。体臭やタバコの臭いなどの生理的な嫌悪感。掃除や洗濯の順番などなど考えられる全ての項目を挙げてください。当人にはいえない場合も多々ありますので夫や妻が代わりや間にはいるなど夫婦間の話し合いも大切です。希望や要望を並べ過ぎてまとまりきらず、一向に計画が進まないことの方が多いと思いますが、ここを明確にしておかないと、後々トラブルや納得のいく生活が望めない結果になってしまいます。夢や楽観的な観測ではなく、より現実に検討することをお勧めします。
Q  2世帯住宅のタイプ(同居型住宅)  2世帯住宅のポイント トップ
A 寝室を除いて、基本的に全てを共有するタイプです。長所は台所、浴室、便所などの水廻りが共有されているため、建築コストを抑えることが出来ます。又、大家族になるため、リビングなどは広めに計画されることが多く、開放的な空間になると思います。逆に考えるとコンパクトな建築にすることも出来るので、狭い敷地にも計画可能になります。常にお互いの気配が感じられるような計画が可能です。前にも述べたように不意の来客や防犯にも安心です。病気や怪我などの際も早めに気づくことが出来ます。ある意味2世帯住宅のメリットを最大限生かせることになります。しかし、それは、お互いの家族が理解あっての事であり、ぎくしゃくした関係では、常に気を使いストレスを抱えることになります。子世帯が両方とも働いていて帰る時は夕方以降だったり、孫の世話を誰が見るかなどの条件で考え方が変わります。一日中一緒にいるのは結構大変です。家事室などの寝室以外のプライベートな部屋を用意するなどの工夫がいるかも知れません。
Q 2世帯住宅のタイプ(部分共有型住宅)  2世帯住宅のポイント トップ
A 特に定義はありませんが、一般的にリビング、ダイニング、キッチン、寝室はそれぞれの世帯が独立してもち、玄関、浴室、トイレ等は共有する場合が多いようです。あくまでも一般的な話なので、食事は一緒にしたいが一緒に作るのは気兼ねするや、リビングは共通にしたい、帰宅時間が異なるので玄関は別々など、それぞれの価値観や生活観などによって多くのパターンが考えられます。当然分離するほどプライバシーは確保できますが面積が増え、設備も増えるのでコスト面では高くなります。両世帯がしっかり話し合い、理解し、何が一緒に住むことの長所(ここでは金銭以外)で、何が問題になるか、問題をどうすれば解決できるのかを検討してください。2世帯住宅の作品集等は本屋さんや図書館を指せば結構置いていますので参考になると思います。しかし、あまり生生しい話は、前にも述べましたが、現在2世帯住宅に住んでいる人や第3者からの意見を聞いた方が良いと思います。
Q 2世帯住宅のタイプ(分離型住宅) 2世帯住宅のポイント トップ
A 一般的に、玄関を除き、すべてを分離するタイプです。玄関も分離する場合もあります。親世帯・子世帯それぞれのプライバシーが守られやすく、同居への抵抗が比較的少ないと考えられます。世帯同士のトラブルはも少ないと思われます。1階と2階で世帯間を分ける場合と左右に分ける場合があります。どちらにしても面積や設備は2世帯分必要となり、コスト面では思ったよりも効果がありません。敷地もある程度広くないと逆に狭苦しく感じることになります。当然世帯間の交流も制限されることになります。逆に機会をつくりながら積極的に交流をはかるぐらいが良いかもしれません。又、安全面や、急な病気や怪我などにも対処出来るような工夫があっても良いと思います。 電気・ガス料金は完全分離型であれば、世帯ごとにメーターをつけることが出来、個別契約にすることができます。玄関が一つの場合、子メーターをつけ世帯ごとの使用量を把握することができますが個別契約はできません。水道は玄関が2つでも、原則1つの家にメーターは一つです。詳しくは、電力会社、ガス会社、水道局に相談してください。
Q 2世帯住宅の問題点(遮音・防音)  2世帯住宅のポイント トップ
A  3つのタイプ共、遮音には充分な配慮が必要となります。1階と2階で世帯を分ける場合は、階下への遮音の処理が重要になってきます。子供が走り回る音、飛び跳ねる音、歩くだけでも何の処理もしていなければ気になる程度の音はします。水を流す音や、排水の音など昼間はあまり気にならない音が夜はやけに気になるものです。2階の床や1階の天井に防音の工夫をしても良いと思います。しかし、これもコストが掛かることなので十分な検討が必要です。又、部屋の配置も考慮してください。2階で音が鳴る部屋の下は寝室を配置しないことや、1階、2階の水廻りはなるべく同じように配置し、配管の経路なども計画段階から考慮した方がよいと思います。
Q  2世帯住宅を計画するにあたって(資金計画)  2世帯住宅のポイント トップ
A 2世帯住居のメリットである費用の分担ですが、これも事前に2世帯の間で充分話し合ってください。登記や名義、ローンや税金対策もかなり勉強した方がいいです。プランにも影響があります。同居型か、完全分離方かでローンや税金が大きく異なります。登記では、単独登記か共有登記か区分登記かで贈与税が発生したり、ローンの控除額や公庫融資の額が変わったりします。税金面は完全分離型で区分登記であれば、税金面で特例条件を充たしやすくなります。最終的には相続税までかかわることなのでしっかり勉強してください。それとは別に資金を多く出したほうが、プランに対して意見を強く言う傾向もあります。何事も冷静に話し合ってください。
Q  工事中   トップ
A 工事中
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