有限会社建築相談センター 業務内容| 建築コンペ作品| 建築関係リンク| 秋田フィールドワーク| たった1人の秋田まちづくり委員会| お質問・お問合せ 有限会社建築相談センター
   ホーム(有限会社建築相談センター)>建築相談カテゴリー9(外構計画のポイント)


外構計画のポイント


 Q: 玄関アプローチの問題点(計画)
 Q: 玄関アプローチの問題点(幅) 
 Q: 玄関アプローチの問題点(素材)
 Q: 玄関アプローチの問題点(バリアフリー)
 Q: 室内と屋外の一体感を出すには?
 Q: 北側道路の敷地の場合はどうしたらいいの?
 Q: 光や通風を家全体に取り入れたいのですが?
 Q: 屋外空間を有効に使うには?
 Q: 塀の問題点とは?


相談11
相談12
Q  玄関アプローチの問題点(計画)   トップ
A  簡単に言うと門扉から玄関までの歩道空間と言えます。敷地が狭い、又、便利が良いとの理由から短い方が良いと思っている人も多いようですが。家族や知人、友人、お客さんなど迎え入れるための大切な場所とも言えます。その為、住宅、庭、アプローチをそれぞれをばらばらに計画するのではなく住んでいる人の人柄が見える様なデザインを計画してください。アプローチは私的空間(住宅)と公共空間(道路)をつなぐ中間領域的な空間だと考えることも出来ます。そこで気持ちの切り替えが出来るような仕掛けが必要です。家族にとっては、公共空間より安心感を、その他の人には、緊張感を与えることが必要です。自分の敷地に入った時ほっとしたり、他人の敷地にはなんとなく入りづらいという感情はこのためです。アプローチがある程度長いと敷地に奥行き感が出ている様に感じます。又、直線ではなく、何度か視線を変えさせる事で期待感が膨らみます。大きな木で視線をさえぎる。クランクや曲線で構成するなどの工夫があります。いずれにしても、短い距離で玄関と門を直線で結ぶのは避けたほうが良いと思います。(プライバシーや風水的にも良くないそうです。)このように考えると、住宅を始めに考えてから残りを庭やアプローチにするなどではなく、最初の計画段階からそれらを考慮しなければいけないことがわかると思います。このバランス感覚が外構計画のポイントの1つと言えます。
Q  玄関アプローチの問題点(幅)   トップ
A 実際人が通るとしたら90p(舗装部分)以上は必要だと思います。しかし両側が壁などで囲まれていてはかなり圧迫感があり、窮屈なイメージを与えます。又、玄関までのアプローチが長い場合も幅が狭いとかなり実際より狭く感じます。両側が低い植栽であれば広いイメージを与えることも出来ます。お子さんがいて一緒に歩きたいなどのイメージを持っている人は実際並んで幅のスケールを測ってください。その寸法に子供が多少大きくなることや、荷物を持った時のことを想像して寸法を検討してください。1.5m〜1.8mが理想だとは思いますが当然敷地の広さや形態、アプローチへの考え方によっても異なります。当然広いほうが開放感や機能的に有利になりますが、タイルやコンクリートなどの数量がアップするのでコストも上がることになります。コスト管理も外構計画のポイントの1つです。特に敷地が広い場合は多少幅を広くしただけでも思ったよりも面積(数量)が広くなる場合がありますので気をつけてください。
Q  玄関アプローチの問題点(素材)  外構計画のポイント トップ
A 基本的には住宅、庭、アプローチのイメージを統一することです。一体見えるということは、それぞれが連続して見えて実際よりも広く見える効果もあります。小物や照明の演出 も統一したほうが良いと思います。アプローチは、当然外部空間で、人の出入りが多く、場合よっては自転車や、ベビーカーなども通る可能性が高いので耐久性や耐候性、耐磨耗性、など機能的な面も十分考えてください。又、階段にしても、スロープにしても道路側に、勾配をとっていると思うので、滑り難い素材の方が良いと思います。掃除のしやすさ、転んだ時の怪我がしやすいなどの項目も多数あるので十分検討してください。素材は自然石、タイル、レンガ、インターロッキング、モルタル、コンクリート洗い出し、コンクリート刷毛引きなどがあります。近所など実際他の家のアプローチなども見て研究してみてはどうでしょうか。雑誌や展示場なども勉強になりますが、写真の写り方などプロの仕事やお金のかけ方が異なるので、思っているイメージと若干異なります。コストとの面も素材によって大きく異なりますので概算だけでも押さえていたほうが良いです。色決めについては、基本的には日がたつにつれ汚れてくることを考慮してください。汚れることで自分が思っている通りの色や、汚れることで味わいが出る色や、最初から黒っぽい色にするなどが目安です。
Q  玄関アプローチの問題点(バリアフリー)  外構計画のポイント トップ
A  問題点としては、何でもバリアフリー=スロープと考えている、設計者や建設会社が多いということです。最初から車椅子を使用している場合は別としても、病状によっては階段のほうが歩きやすい場合もあります。又、その段差も、踏み面(平らな部分)と蹴上(高さ)の比率や、病状や、個人差によって歩きやすさが異なります。スロープを計画する場合勾配を気をつけてください。勾配は1/12以下が基本的です。住宅の床の高さは防湿処理していない場合、45p以上床からあげる必要です。又、スロープの始まりと終わりには1.5m以上の平坦なスペースを設ける必要がある為、道路から5.4m以上の余裕がないとスロープをつくる事は困難になります。現在の床の高さは、メンテナンスや、積雪、水害等を考慮して60p前後となっている場合が多い為床の高さを優先すると更なるスペースが必要になります。技術的には床を下げることは可能なので何を優先的に考えるのか設計図が出来る前に十分に検討してください。
Q  室内と屋外の一体感を出すには?  外構計画のポイント トップ
A  工事中
Q  北側道路の敷地の場合はどうしたらいいの?  外構計画のポイント トップ
A  工事中
Q  光や通風を家全体に取り入れたいのですが?    外構計画のポイント トップ
A  工事中
Q  屋外空間を有効に使うには?  外構計画のポイント トップ
A  工事中
Q  塀の問題点とは?  外構計画のポイント トップ
A  工事中
相談11
相談12




  ※ 当センターへの相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。有料相談や設計依頼、工事監理依頼等で緊急連絡が必要な場合は適切な方法をとりたいと思います。よろしくお願いします。又、回答はあくまでも当社の考えであって1つの参考意見です。ご自身の責任でご判断下さい。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当社は一切責任を負いません。又、回答を直接的(当社の名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。