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高気密高断熱住宅とは


相談 Q: 断熱性との気密性の関係は? 
相談 Q: 外断熱と内断熱の違いは?  
相談 Q: 高気密高断熱住宅の注意点は?(開口部の断熱) 
相談 Q: 高気密高断熱住宅の問題点は?(24時間換気) 
相談 Q: シックハウス症候群とは?


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Q 断熱性との気密性の関係は?  高気密高断熱住宅 トップ
A  断熱性と気密性は何となく同じ様な意味に感じてわかりにくと思います。簡単に言うと断熱性とは熱の出入りを遮る能力もこと。気密性とは湿気を通さない能力のこと。と言えます。断熱性が大きくなれば夏の暑さはや冬の寒さのとの室内の温度差が少なくなります。断熱材だけでは内部結露をおこす可能性があります。室内からの湿気のある空気を遮断しなければいけませんその為断熱性と気密性を同時に高める必要があるのです。
Q 外断熱と内断熱の違いは?  高気密高断熱住宅 トップ
A  簡単に言うと、外断熱は外側から断熱材で包む方法、内断熱は壁内にを断熱材を充填させる方法です。一般的に内断熱は壁の間にグラスウール等で充填させる為、柱や間柱等部分の断熱性が落ちることになります。ただし木材自体に断熱性能があるのでまるっきりなくなるわけではありません。壁の中は複雑なので全て隙間なく断熱材を充填するのは比較的難しい作業です。外断熱は壁の外側に断熱材で包み込むため、施工がしやすく隙間ができにくいと言われています。しかし、硬質ウレタンフォームなどグラスウールより単価が高く、数量も多くなります(囲う面積も広く、柱や梁などの欠損部分がないため)。どちらにしても、施工精度が高く考え方に問題なければ良いと思います。内断熱ではいくら断熱材を厚くしても、内側で気密し、外側で通気していなければ結果的に内部結露によりどんどんその性能は落ちていきますし、外断熱にしても基礎部分や土台の隙間が断熱していなければ何の意味も成さなくなります。一般的にメーカーは外断熱、工務店は内断熱になる傾向が多いようです。どちらも、都合の良いデーターで優位性を述べているようですが(中には中傷したりもする)、熟練工の確保や建物の独自性、施工費の考え方などがその理由のような感じがします。
Q  高気密高断熱住宅の注意点は?(開口部の断熱)  高気密高断熱住宅 トップ
A  もし高気密高断住宅を望んでいる場合、隙間以外で一番熱損失が大きいのが硝子と言われています。その為、いくら天井や壁で断熱をしたとしても、開口部(硝子面)が大きいとあまり効果が上がりません。樹脂サッシ、複合サッシ、ペア硝子、3重硝子などありますが地域によって等級が決められており、それに見合った計画が必要です。一般的な単板ガラス+アルミサッシに比べてコストは高いですが、冷暖房費は飛躍的に削減されると思います(当然ですが硝子やサッシだけでなく建物全体の断熱も必要)。これも価値観ですが、最初(工事費)にお金をかけるか維持費(冷暖房費)のお金をかけるかの違いです。長期的に考えた場合は最初(工事費)にお金をかけはほうが良いように思うのですが、施工精度や、地域、使い方によって大きく異なるので計算ではなかなかでない所です。
Q  高気密高断熱住宅の問題点は?(24時間換気)  高気密高断熱住宅 トップ
A 実は高気密高断熱住宅が増える事とで強制機械換気をするという問題が浮上してきました。空気を遮断するために気密をしたが故に換気が必要と一見矛盾したことが発生したのです。これは、建築基準法で決められていることなので、自分の家は窓を開けるから必要ないといっても、通用するものではありません(確認申請が必要な工事が発生した場合基本的に設置が必要です。高気密高断熱住宅に限ったことではありません。)。基本的に24時間換気が必要です。住宅の場合一時間当たり0.5回の換気が必要ですが、これも内装材などの仕様や面積によって計算方法が異なります。当然、人体に影響がある化学物質が多く含んでいる場合は厳しい条件となります。機械換気の仕方も、システム換気や、換気扇1つの場合など様々なので検討が必要です(もしかしたら自治体よって見解が異なるかもしれません)。  
Q  シックハウス症候群とは?  高気密高断熱住宅 トップ
A  シックハウス症候群とは、人体に影響のある化学物質が直接の原因で起こる頭痛や吐き気などの諸症状です。合板の防腐剤として使われるホルムアルデヒドや接着剤に含まれる有機溶剤、殺虫・防虫剤、防炎加工材などの化学溶剤は元々使用されていあました。しかし、これは先ほど述べたことにも関係があるのですが、建物が高気高断熱密化し隙間が少なくなり、木部や、左官材料、塗料(描き渋)など化学物質を吸着するような素材があまり使われなくなることによって、より顕著にその症状が出てきたのだと思います。ただ最近の建材はそういうことを考慮している場合が多くあまり使用されません。気になる人は、メーカーなどから資料を見せてもらうのも良いと思います。基本的に化学溶剤は揮発性なのである程度の年数がたつとあまり気にならなくてもいいです。しかし、新築物件は、半年〜1年程度は24時間換気をしているとはいっても積極的に窓を開け換気をすることをお勧めします。
Q  工事中  高気密高断熱住宅 トップ
A  工事中
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